セキセイインコの寿命は平均で何年くらいかご存じですか?
その小さくて可愛らしい姿からは想像がつかない方もいらっしゃるかもしれませんが、事故や健康に気を付けていれば、犬や猫とほぼ変わらない寿命を持っていることもあり、ギネス世界記録を持つご長寿インコもいるほどです。
セキセイインコの寿命は平均で何年くらいなのか?また、天寿を全うするための長生きの秘訣などをこちらにまとめました。
セキセイインコの寿命は平均で何年?
セキセイインコの寿命は平均で5年~10年と言われていますが、早い子ですと3年、長い子ですと15年以上とも言われています。
飼育本やインターネット上にはだいたい7~8年、10~12年という寿命で書かれていることもありますが、セキセイインコの個体によって生きる年数が異なるので、おおよその目安として捉えると良さそうです。
セキセイインコのギネス記録保持しているご長寿インコは29歳まで生きたそうで、体重が40gほどの小さな体でそれだけ長生き出来るって凄いですよね!
もともとその子が持っている生命力も影響しているとは思いますが、セキセイインコを家族として大事にし、長生きしてもらうにはどうすれば良いのでしょうか?
セキセイインコを長生きさせる秘訣とは?
セキセイインコに長生きをしてもらうには、やはり人間と同様に「衣食住」の環境を整えてあげることが一番良い方法です。
きちんと最後までしっかりお世話をしてあげることで、長い時間を共に過ごすことが出来るようになります。
規則正しい生活
「朝起きて、夜寝る」
これは人間にも言えることですが、昼夜逆転してしまったり遅寝遅起きを習慣にしてしまっては、健康に良くありません。
朝しっかり起きたら夕方18時頃までには寝かすようにすると、規則正しい生活になり発情過多の防止にも繋がります。
温度管理
セキセイインコは寒さに弱いので、真冬など室温が15度以下になるような場合にはヒーターが必要になります。
また、真夏の暑い季節で室温32度以上が続くとセキセイインコも熱中症になる恐れがあります。
エアコン使用などで室温を鳥類が過ごしやすい27度に設定して、快適に過ごせるようにすると安心です。
肥満と過発情の予防
セキセイインコの平均体重は35g~40gと言われていますが、それぞれ個体差や骨格の大きさが異なるので、「平均値内でなければ」という訳ではありません。
インコのベスト体重は「普段から元気でいる時の体重」、「発情しないくらいの体重」がベストです。
朝起きた時や食事を与える前などに、毎回体重を量る習慣を付けていると、だんだんとその子のベスト体重が分かってきます。
「肥満は大病の元」
セキセイインコも肥満になるとさまざまな病気を引き起こします。
また、あまりにも栄養豊富でいつでもご飯が食べられる環境ですと、インコは「快適な空間で食事にも困らず、子育てするにはとても良い環境だ!」と発情過多になる場合があります。
発情も度が過ぎると生殖器関連の病気に繋がってしまいますので、食事の量は1日のグラム数をその子に合わせて決めて、朝晩など2回、もしくは1日3回などに分けて与える量の管理をすると良いです。
定期的な健康診断
セキセイインコはペットショップで手頃な値段で売られており、「病院代の方が高くつくから…」と健康診断を受けさせない方のほうが多いのではないでしょうか。
また、近隣に「鳥を診察出来る病院がない」場合も、病院から足が遠のく原因の一つだと思います。
ただ、一つだけ注意点としてお伝えすると、「鳥類は病気を隠します」。
鳥類は捕食される側の生き物なので、弱みを見せると「狙われてしまう」という本能が備わっているため、具合が悪くても平気なふりをします。
飼い主さんが見て「具合が悪そう…」と思う頃には、もう手遅れになっている場合がほとんどですので、いざという時のためにも、鳥の診察が出来る病院を確保しておく意味でも、1年や半年に1度の健康診断で病院を探しておくことをおすすめします。
家庭内外での事故予防
セキセイインコの死亡原因は病気だけでなく、家庭内外で起きる事故も大きな原因の一つです。
上記は全て「人間の不注意」で起きる事故です。
「あの時もっと注意していれば、あの子は死なずに済んだのに…」
そうして後悔する飼い主さんは多いです。
セキセイインコの事故は特に放鳥時に多く、ながら放鳥やケージからインコを出したまま放置は大変危険です!
だらだらと放鳥して目を離すよりかは、短時間でも良いので時間を決めて、その間しっかりとインコの様子を見るようにすれば、悲しい事故は防げます。
また、室内の危険な物は放鳥時に出来るだけ片付け、
上記を意識するだけでも十分に事故を未然に防ぐことが出来ます。
まとめ
セキセイインコの寿命は平均で何年?についてですが、個人的な意見で申し上げると「その子と飼い主さん次第」で年数はいくらでも変わると思っています。
もともと病気知らずで元気に長生きする子もいれば、病気がちで弱弱しく長生き出来ない子、事故で命を落としてしまう子…。
さまざまだとは思いますが、飼い主さんがインコの飼い主として出来ることを精一杯してインコが亡くなったのだとしたら、それがその子の寿命だと思います。
とは言え、可愛いインコにはいつまでも長生きして欲しいのが本音です。