洗えるマスクのメリットやデメリットにはどのような点があるのかご存じですか?
これまで安価で手に入れることが出来ていた「使い捨てマスク」は、世界規模で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、手軽に買うには躊躇してしまうほど値段が跳ね上がっています。
また、そもそもマスクが手に入らず、仕方なく「使い捨てマスクの使いまわし」をしている方も増えています。
そんな中、「使い捨てマスクが手に入らないなら自分たちで作ってしまおう!」と手作りマスクなどの「洗えるマスク」に注目が集まり始めています。
ここでは、手作りや市販品の「洗えるマスク」それぞれのメリット、デメリットについてまとめています。
洗えるマスクのメリットとは?

洗えるマスクというと、ガーゼで作られた昔ながらの給食当番マスクを想像する方がいらっしゃるかもしれませんが、
今は昔と違ってかなりオシャレなガーゼマスクや、洗って繰り返し使えるマスクが売られています。
お好きな柄の布で手作りする方も増えていますので、自分好みのマスクに仕上げることも可能です。
洗って繰り返し使えるから経済的
洗えるマスクの「メリット」ですが、何といっても1番は”洗って繰り返し使える”という点です。
そして使い捨てないことで”エコ”にもなります。
使い捨てマスクとの価格を比較すると、
例えば1枚30円の使い捨てマスクを1日1枚、毎日交換したとして30日で900円。
3か月間毎日1枚ずつ消費していれば、それだけで2700円になってしまいますが、
洗えるマスクが1枚200円として、洗い替えも含めて3枚で600円。
3か月間毎日交互に3枚をローテーションして使えば、600円だけで済みます。
飛沫感染防止が目的なら、手作りマスクでも充分
「新型コロナウイルスを知らぬ間に誰かに感染させてしまうのを防ぎましょう」という目的で、マスクの装着が推奨されています。
厚生労働省のホームページにも記載されていますが、
マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルスなど病原体の飛散を防ぐ上で高い効果を持ちます。咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクを着用しましょう。布製のマスクについては、洗剤で洗えば再利用することができます。
厚生労働省・経済産業省ホームページ https://www.meti.go.jp/covid-19/mask.html
マスクがない時は、代用品を使いましょう。自分の手を用いるのではなく、ハンカチやタオルなど、口を塞ぐことができるもので代用することでも飛沫(くしゃみなどの飛び散り)を防ぐ効果があります。
厚生労働省・経済産業省ホームページ https://www.meti.go.jp/covid-19/mask.html
今もっとも恐れられているのが「無症状で新型コロナウイルスに感染している」場合で、知らぬ間に自分が感染源になってしまうこともあります。
使い捨てマスクに限らず、手作りマスクや再利用可能な洗えるマスクでも充分飛沫を防ぐ効果があるので、積極的に感染予防に努めましょう。
洗えるマスクのデメリットとは?
洗えるマスクのデメリットですが、単純に「洗わなければならない」点が煩わしく感じるかもしれませんね。
不織布で出来た使い捨てマスクは捨ててしまえばそれで終わりですが、
洗えるマスクは都度洗って清潔さを保たなければ、
蓄積された汚れや付着した汚れ(唾液や皮脂、メイクなど)で肌が荒れてしまう可能性もあります。
また、布で作られたマスクを実際に使ったことがある方はお分かりだと思いますが、案外呼吸が苦しくなります。